今月も検診に行って来たが
とりあえず、手術はまだのようである。
眼圧は両目ともに「12」。
私自身はとてもいい数字だと思っているが
それでも進行が止まるわけではない。

iPS細胞に希望を託す私だが
その後、研究の進み具合はどうだろう。
久しぶりに調べてみることにした。

そもそも視神経は長く複雑なものなので
移植しても視覚の復元は困難だと思われていた。
さらに人から視神経を取り出して研究することは
不可能であるため、研究も進んでいなかった。

ところが何と!昨年日本で、世界で初めて
iPS細胞から視神経細胞を作製することに
成功したということである。
患者には待ちに待ったニュースだ!

しかもこの細胞は、1ヶ月以上生存が可能なため
薬の効果や安全性など様々な研究に使用できる。
ヒトの細胞を使えることで
これまでかかっていた時間や道のりも短縮され
より効果のある薬が開発されることも期待できる。
もちろん視神経移植に向けての研究も進むだろう。

今から何十年後かには、緑内障を発症しても
失明を恐れる必要はなくなるかもしれない。
いや、それ以前に緑内障の原因が解明され
未然に防げる病気になるかもしれない。
その日が1日も早く来ることを祈りたい。

もう少しあとに生まれたかったと
思わなくもない私である。